2020-01-01から1年間の記事一覧

ウブドツアー②

壮大な経験のあと、いざ立ち去ろうとすると、お布施を払う事に。 正直、「また金か?」と思ってしまった。 その前にも5000ルピー払っている。これでは足りないのか?とひとりごちていると、トマさんが「地元の人ならそれでいいんだろうけど…」と。 たしかに…

ウブドツアー①

ゆっくりした日々を過ごす毎日。 ぷらぷらと地元の食堂に入り、箸もスプーンも出てこない店で、現地の人と同様手でご飯を食べたり。 こういうガイドブックに載らないような、直にその国の文化を味わえる瞬間はとても楽しい。 なかなか腰の上がらなくなるよう…

バリヒンドゥー

モンキーフォレストから帰った後は、トマさんたちに誘われ、地元のお祭りに行くことに。 観光客でも立ち入る際には正装が必要らしく、宿の従業員イルに手伝ってもらいながら、民族衣装の着付けを行う。 内心、「こんなやる必要ある?」と面倒な作業に悪態を…

ウブドの日々

ウブドに来てからというもの、時間の流れがとてもゆっくりだ。 昼間は特に出かけるでもなく、トマさん、リンさん、ジュンくんとブラブラ街を歩き、飯を食べ、宿に帰れば優しい従業員の人たちと拙い会話ながらもコミュニケーションをとり、一つの単語で意思疎…

ウブドへ

蚊が出てイラついたけど、久々のシングルはとても快適だ。気持ちよく寝れた。 パリのホテルは、朝食付きなのも魅力。フルーツ沢山の朝食を食べて、昨日古本屋で買った地球の歩き方を見ながら、今後の予定を考える。 クタにこのままいるか、ウブドに行くか… …

再•インドネシア

昨日の楽しかった飲み会から一夜明け、ついに2週間滞在したオーストラリアも今日で最後である。 前回回れなかったこの北西部を周り切り、この広大な大地を一周できた事は感慨深い。 そんな思いを噛みしめながら、最後ダーウィンの街を歩く。 散歩しながら海…

ツアー打ち上げ

今日はカカドゥ最後の日だ。 サソリも出ず、ゆっくり眠れてよかった。 朝食のサンドウィッチを食べて、最後のブッシュウォーキングへ。 前回、来れなかった所へ来れた喜びと達成感、そしてここまで来たと言う感動と、また次の目的地を目指す寂しさ、色んな想…

スコーピオン・キング

昨晩みんなと別れ、寝るために張ってあったテントに一人戻ったところ、何やらガサガサ音がする。 虫か何かが入り込んだか? そう思って音のした方の荷物をどける。 …硬直した。見たとたん体が固まった。 虫どころの騒ぎではない。 現れたのは、サソリである…

カカドゥツアー

28時間の長距離バスでなんとかダーウィンに到着。 着いた頃には日も暮れていて、目星をつけていたユースホステルにチェックイン。 明日は早速朝から念願のカカドゥ国立へのツアーに参加だ。 次の目的地インドネシアへのフライトチケットまで日本でとってきて…

ダーウィンへ

「バスジャックされるんじゃないか」 もともとの3人分の席以外はアボリジニの方々で埋め尽くされた車内の中でふとそんなことが頭をよぎった。 この人たちがその気になれば、運転手を含め私たちなどひとたまりもない。 女性一人に、老人が一人。私など体重60…

月への階段

次の目的地は「ブルーム」。 大海原の水平線に浮かぶ月まで。つながっていく階段のような輝き。 そんな「月への階段」と呼ばれる神秘的な自然現象がみられることで有名な街だ。 もっとも、この現象は乾季の満月の日前後に限られ、残念ながら今はその季節では…

少しだけ釣り

ドミトリーを行き来する足跡、会話の声で目が覚めた。 ぐっすり寝た感があるが、それもそのはず。時計をみると、すでに10時近くになっている。 夜中に着いたドミトリーでは、部屋の状況はよく把握できていなかったが、どうやら、12人部屋の男女混合ドミトリ…

ジェラルトンからコーラルベイへ

マスタングで過ごしたパース最後の夜も明け、いよいよ出発の朝。 ユージ君やカイト君、そして昨日の自分を忘れてしまったかのようなパン。借りてきた猫のようにおとなしくなっている。 パースで共に過ごした仲間たちが見送りに出てきてくれた。 わずかな時間…

Do you wanna join us!?

パース最後の一日は、まずは今後の目的地である「ダーウィン」のツアーを決めておくことにした。 現地であれこれ決めるよりかは、ここパースである程度決めておいたほうが時間を効率よく使えると考えたからである。 もっとも、先の予定を決めてしまうという…

パンとカイト君

ユージ君から紹介された同じバックパッカーズに泊まる二人。 韓国人のパンと、日本人のカイトくんはパースの大学に通い、STUDENT VISA(学生ビザ)を取得してここパースに滞在している。 学生である以上、よほどの資金に余裕あるものでない限り、こうして私…

旧友との再会

もう一人、旧友との再会を書いておきたい。 彼の名は、「ユージ君」。 何をかくそう、前述した5年前のインドネシアで出会い、 当時、全財産をもぎ取られ、途方に暮れていた私を救ってくれた一人である。 歳は4つほど先輩ではあるが、地元も同じ大阪という事…

英語の壁

次々に来るアナの友人に自己紹介こそすれど、その後の会話がなかなか続かない。 なんとか、気を使って話を振ってくれはするものの、全く反応できない私から、自然と「話せるもの同士」の会話になるのも 致し方ないことだろう。 それでもアナを含め、みんなが…

アナとの再会

サンドロとはその後しばらく付き合いは続いたそうだが、今は結局のところ2人は別れる事となり、サンドロは母国のイタリアへ帰ったそう。 当時はこのサンドロを通じて、アナと出会い、当時ひどい英語しか喋れなかった私にも大変よく付き合ってくれてたと思う…

1ヶ国目【オーストラリア】

第1ヶ国目、世界一周を始めるスタート地点に選んだのが「オーストラリア」である理由は、そんなことから、当時の自分をリセットしたい気持ちも多少なりともあったかもしれないが、まあ単純に言ってしまえば行ったことのある国から始めた方が何かと勘も取り戻…

プロローグ②

そうして初めて飛行機に乗り、初めて日本を出て、初めて異国の地を踏む…全てが「初体験」で、始まったのが、このオーストラリアである。 1年間に及ぶこの国での旅の記憶はまた別の機会に譲るが、結果的に言えば1年後この国を出国するときの私は、並々ならぬ…

プロローグ

旅立ち 今思い出してみると、もう何年の月日が流れただろうか。 いつのまにか随分と昔の思い出になったようだ。 時折涼しい風が流れるようになり、秋の気配が感じられるようになった季節。 それでもまだこの土地特有の蒸し暑さが何日に一回かは訪れる。 そん…

世界一周紀行

はじめに はじめまして。ヒュミと申します。 このブログは数年前、私が約1年半かけて達成した「世界一周」の旅の思い出です。 地元の大阪からバックパックを背負い出発し、オーストラリア~アジア、タイからユーラシア大陸最西端のロカ岬まではほぼ陸路でた…